国内バスケの話題あれこれ
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バスケットボール男子の広州アジア大会日本代表で、昨年現役スポーツ選手としては異例の公認会計士試験合格を果たした岡田優介(26=トヨタ自動車)が監査法人大手の新日本有限責任監査法人で勤務することが1日、分かった。今後は競技との両立を図り、練習前やオフなどの時間に非常勤で、公認会計士登録に必要な2年間の実務経験を積む予定。トヨタアルバルクの岡田優介選手です。
岡田は同日、東京都千代田区で行われた入社式に出席。「バスケットの活動に理解をしていただいた。今までは座学に充てていた時間を実務に充てて、経験を積みたい。現役選手のうちに公認会計士登録できることが目標」と意欲的に語った。
金融や経営に興味を持ち、青山学院大3年のときに資格取得に向けた勉強を始め、昨年11月に合格した。「今後実務をこなしながらでも、バスケットのパフォーマンスは落ちない自信がある」と言い切り、両立の秘訣(ひけつ)を「何事もメンタル。絶対にあきらめてはいけない。自分の能力を客観的に把握し、計画を立てることも大事」と話した。
Twitterでも報告されています。
そうだ、重大発表。某大手監査法人にて非常勤採用が決まりました。たまたまインタビューにきていたこれまた某大手新聞社が記事にしてくれるっていうから黙ってたんですが、色々タイミングも悪くて報道としては無しになりました。
非常勤採用といっても、バスケットボール選手としての活動を全面的に応援してくれる形でのイレギュラーな採用になりますので、シーズン中にがつがつ働くという感じではありません。プレイとの両立も大丈夫そうで何よりです。
アジアで優勝したサッカー男子日本代表とは違って、
バスケ日本男子はアジアの中で這い上がらなければならない時期、
ぜひ二足のわらじで頑張っていただきたいです。
レラカムイ、チーム名消滅!リーグ直轄会社運営へ…JBL
日本バスケットボールリーグ(JBL)は19日、臨時理事会と総会を都内で開き、経営難に陥ったレラカムイ北海道の運営会社・ファンタジアエンタテインメントを除名し、リーグ直轄の(株)日本バスケットボールオペレーションズ(JBO)への運営権譲渡を決定した。リーグ側は、この日、ファンタジア・水沢佳寿子オーナー(48)から出された自主再建の申し出を退けた。JBOはジョー・ブライアントHC(56)を解任、金田詳徳AC(32)を新HCに昇格させ、22日からのリーグ戦に臨む。ちょっと前の話になりますが、JBLのレラカムイ北海道が
(中略)
JBLの臨時理事会で、ファンタジアが申し入れた中国企業と資本提携しての自主再建申し入れもウルトラCにはならなかった。水沢オーナーは河北省の「玄元文化有限公司」から約1億円の出資を受け、滞納しているリーグ側への年会費約3000万円や、未払いの選手給料2700万円など当面の資金不足解消を提案したが、失われた信頼は回復しなかった。
水沢オーナーが当初、2億3000万円としていた累積赤字は、倍以上の4億7000万円に上ることが発覚。自主再建不可能と判断し、昨年12月29日に救済策としてリーグ直轄のJBOへの運営権譲渡を申し入れ、回答期限を今月17日としていた。この日、理事会では「期限の17日までに、ファンタジア側が株主総会を開かず正式回答を得られなかった。きょうの提案も無効」と退けた。
運営会社のファンタジア・エンタテイメントの経営難により運営譲渡されました。
実態がどうなっていたのかよく分からない面もありますが、
給与未払いなどからかなりマズいことに変わりはなさそうです。
レラカムイ北海道 - 設立
2006年4月20日、運営会社の「ファンタジア・エンタテインメント」が設立された。会社代表に元コティ代表取締役社長・北海道フットボールクラブ(コンサドーレ札幌)の取締役も務めた水澤佳寿子が就任した。JBLの中では数少ない純プロのチームだっただけに残念ですが
チーム名は一般公募され、最終候補に残った「ファンタマジック北海道」「フライングフォックス北海道」「レラカムイ北海道」の3点から審議により、「レラカムイ北海道」に決定し、2006年11月28日に発表された。
JBL初年度所属8チームのうち、プロ選手だけでの構成は他にOSG東三河、三菱電機(いずれも愛知県が本拠地、OSGは2008年限りで脱退。)の2チームもあったが、登録上は実業団チームであり、運営会社が別法人のクラブチームによる完全プロはレラカムイと2008年から加入したリンク栃木の2チームだけである。
今後どうなるのか、気になるところです。
その絡みで出てた一つの記事。
【スポーツ経営放談】リーグ運営 アマとプロは共存可能か
北海道の小さなプロバスケットボールチームの経営破綻だが、リーグのあり方についての論点である、「アマチュア対プロフェッショナル」に関係しているため、レラカムイ破綻の原因やJBLの今後の行方を考えるのは意味がある。と書いてる割には考察が色々と浅い気がしますが、参考までに。
※追記
明るい話題もありました。
bjリーグ新規加入に7チーム応募
バスケットボール男子のbjリーグは3日、2012~13年シーズンからの新規加入チームを募集した結果、群馬、奈良、広島、鹿児島の各県を本拠地とするチームを含む7チームから応募があったと発表した。3チームは本拠地を調整中という。経営は厳しいと聞きますが、プロの裾野が広がるのはありがたいことです。
加入チームは、事業性や地域性などの審査を経て4月末までに決まる予定。bjリーグは今季16チームで開催中。11~12年シーズンは4チーム増の20チームで実施する。
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