2014年アニメ個人的ランキング【ネタバレ注意】
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これはもう見てくださいとしか言い様がないくらい。
2014年 12月 29日
三十路半ばオッサンが見た2014年アニメの適当ランキングです。
当たり前ながら独断と偏見なんでご了承くださいませ。 判断基準はざっくり7つ。 ◯ストーリーの深み、破綻の有無 ◯設定(シナリオ)の工夫、意外性 ◯展開のテンポ(構成) ◯脚本(セリフ回し)と声優の演技 ◯絵柄(これは好みの差が大きめ) ◯アニメーションとしての動き ◯音楽(OP、ED、BGM) 自分の属性 ◯スポーツ好き ◯萌えヲタではない(全否定はしない) ◯グロ、中世ファンタジーは不得手 ◯整合性重視(違和感や矛盾があると白ける) SSランク ・銀の匙 Silver Spoon(2014年1~3月、2期、全11話) 2013年の1期の続編。 それぞれの進路や家庭の事情がリアル。 農業というあまり知らないジャンルについてもわかりやすい描写。 見終わった直後の感想はこちら ・ピンポン(2014年4~6月、全11話) 正直卓球舐めてました。 ここまでかっこよく描かれるとは、といい意味で裏切られました。 原作未見だったので「ヒーロー見参」に戸惑ったけど 独特の絵柄、動きと展開スピードの良さにグイグイ引っ張られた。 キャラそれぞれの葛藤と挫折と過去と成長の描写が秀逸。 登場人物もこれ以上でも以下でもないベストな人数で、かつ手抜きなし。 11話できっちりまとめたのも素晴らしい。 密度が濃いので繰り返し視聴必須。 Sランク ・弱虫ペダル(2013年10月~2014年6月、全38話) ・弱虫ペダル GRANDE ROAD(2014年10~、2期、放送中) 隠れた才能を見出されて自転車部に入りロードレースにのめりこむ オタクな主人公の成長記・・と書くとなんかちょっと違うような(;・∀・) ロードレースを知らなくても分かりやすい解説があって 物語の展開とともに自然と頭に入ってくるのが良し。 各キャラしっかり立っていて、それぞれの過去や成長があり チームの中での立ち位置や活躍どころが用意されてて熱い。 2期に入ってから展開ペースがやや遅くなり 回想や尺のばしがちょっと目立つようになってきたのが残念だけど インターハイ最終日、優勝をめぐっての溜めだと割り切り。 ただ熱いスポ根ってだけでなく、意外性のある笑いも各所にあり Cパートから提供遊びまでスタッフのセンスが光ります(笑) ・ばらかもん(2014年7~9月、全12話) 離島の人情&日常系、基本コメディ。 東京育ちのぼっちゃん書道家がお偉いさんを殴って島流し。 今までと全く違う環境に置かれ四苦八苦しながらも 自分の書を探していくストーリー。 物語として劇的なクライマックスを迎えるわけではないけど 涙あり笑いあり、ほのぼのしつつ笑顔になれるアニメ。 なんといっても多彩なキャラがしっかり立っていて 作画崩壊もなく動きも良かったんでいきいきしてました。 なんといってもヒロイン?の「なる」の声は子役がやってると知ってびっくり。 五島の方言をあそこまで再現できるって神の所業かと。 成長して声が変わらないうちに早く2期をやってほしいですね。 ・月刊少女野崎くん(2014年7~9月、全12話) 見終えた直後の感想はこちら 告白→ファンです→サイン色紙、で一気に持っていかれました。 最後まで小気味の良いテンポでギャグ・ボケ・ツッコミの応酬、 そして千代ちゃんが本当に可愛かった。 2期はよっ。 ・ハイキュー!!(2014年4~9月、全25話) 見終えた直後の感想はこちら 自分には馴染みのないバレーボールだったけど 初心者にも分かりやすいような説明があり(分かってる人にはくどいかな)、 というかルールとかあんまし頭に入らなくても楽しめる作り。 キャラはベタっちゃベタな作りだけどバランスの良い配置。 どこかしらか感情移入できるところアリ。 バレー一直線な勢いだけど、ちょいちょい笑いを挟んでくるし 単なるスポ根にはなってないので毎回終わるのが早く感じた。 もち2期あるだろうし、期待。 ・ジョジョの奇妙な冒険スターダストクルセイダース(3部、2014年4~9月、全24話) 再現度高し、ジョジョ世代なのでドハマリ。 テンポ、絵、動き、声優、音楽などなど、制作陣の気合&気迫が漲る漲る。 ・僕らはみんな河合荘(2014年4~6月、全12話) 平成版めぞん一刻、ある種王道なラブコメ。 濃いキャラクターに溢れつつ住子さんでキッチリ締めてるのが良し。 ノリ良しテンポ良し音楽良し、りっちゃん可愛いです。 ・キルラキル(2013年10月~2014年3月、全24話) 見終えた直後の感想はこちら 笑いあり涙あり、ジャンルはバトル系でいいのかな? これはもう見てくださいとしか言い様がないくらい。 動き良し、ストーリー展開良し、笑いも各所に満載。 絵柄が古っ、と最初思ったけど、それがまた良いわけで。 微妙、と思っても3話くらいまで見てほしい、ただそれだけです。 ・SHIROBAKO(2014年10月~放送中) アニメ業界の裏側をこれでもかというくら赤裸々に描いた作品。 専門用語がたくさん飛び交いつつの怒涛の展開だけど 置いてけぼりにされることはなく楽しめます。 デフォルメされてる部分はあるにしてもかなり真に迫っていて スタッフのみなさまの苦労が偲ばれます(笑) 動き良し、作画崩壊無し、ストーリー展開も面白いです。 Aランク ・アカメが斬る!(2014年7~12月、全24話) 見終えた直後の感想はこちら 皇帝の悪政がはびこる帝都で世直しのため暗躍するナイトレイドの戦い、 中世ファンタジー世界観でのバトルもの。 グロもあったし得意ジャンルじゃない雰囲気だったけど、 序盤の展開の強烈さでぐっと引きこまれました。 シリアス一辺倒にならないよう要所に笑いを入れてたので 肩の力が入りすぎず楽しめたのも良かったです。 中盤から主要人物すらバッサバッサみんな死んでいき、 最近ではあまり覚えがない展開でした。 タイトルは詐欺で、アカメあんまし斬ってなかったす(笑) ・一週間フレンズ。(2014年4~6月、全12話) オッサンからすると眩しすぎて目もクラクラな学園純愛系。 藤宮さんの記憶喪失の設定もなかなか面白かった。 桐生&山岸がどうなったのかもうちょい見たかった。 続編希望。 ・ご注文はうさぎですか?(2014年4~6月、全12話) ほのぼの日常系で萌え要素強めながら、 テンポの良い小ネタが笑えてまったりと楽しめた。 コーヒーや和菓子などのディティールにも凝っていて愛が感じられた。 ・信長協奏曲(2014年7~9月、全10話) 見終えた直後の感想はこちら 絵柄が苦手だったけど、ぶっ飛んでる設定のおかげでいつのまにか慣れたり。 歴史好き、史実に忠実であって欲しい方々には受け入れにくいかなと。 10話と短かったので途中だいぶすっ飛ばしたんじゃないかと思う。 信長の最期まで辿り着かなかったので続編を期待。 ・さばげぶっ!(2014年7~9月、全12話) 徹頭徹尾バカでした(褒め言葉) 主人公のももかの下衆キャラ頼みだった感が否めないけど ハズレ回の少ないギャグアニメ。 サバゲーをもうちょっと突っ込んでやってくれたら良かった。 ・人生相談テレビアニメーション「人生」(2014年7~9月、全13話) 萌え系学園コメディ、人生相談に答えていくスタイルで 各所に笑える小ネタが配置されてて楽しめた。 ちょっと萌え志向が強めなので自分には少しくどくもあり。 個人的にはいくみ派。 ・まじもじるるも(2014年7~9月、全12話) 学園コメディ&ファンタジー?でいいのかな。 コミカルな柴木のドタバタな日常、ベタっちゃベタだけど おふざけだけで終わらない良作。 ・マンガ家さんとアシスタントさんと(2014年4~6月、全12話) バカでエロで男の妄想をいい意味で開放。 色んな意味で頭を空っぽにして楽しめる出来。 ・ヤマノススメ セカンドシーズン(2014年7~12月、全24話) ゆるふわアウトドア日常系?とでも言えばいいのか。 もうちょい山登りの細かい説明があるかと思ってたけど そういうアニメではなし、キャラとその掛け合いを楽しむアニメですね。 ここなちゃんが可愛かったです。 ・監督不行届(2014年4~7月、全13話) 短くコンパクト、かつ声優が豪華。 オタク度が異様に高いのでついていけないネタもちょいちょいあった。 EDでサンバルカンが流れたときは懐かしかった。 ・PSYCHO-PASS 2(2014年10~12月、全11話) 見終えた直後の感想はこちら シビュラシステムへの反逆としてカムイの存在は面白かったけど やっぱりシビュラが強すぎてちょっと盛り上がりに欠けたかなと。 伏線の張り方と回収は良かったけど 設定の良さがあるだけに、シナリオがもう一歩。 ・繰繰れ!コックリさん(2014年10~12月、全12話) 見終えた直後の感想はこちら ほのぼの物の怪コメディ。 各キャラもしっかり立ってて笑いのツボも良かった。 ・甘城ブリリアントパーク(2014年10~12月、全13話) 見終えた直後の感想はこちら(12話まで) お仕事モノかと思いきやギャグでした、良い意味で(笑) 設定がしっかり練ってあってキャラも立ってて 笑いあり涙あり、肩の力を抜いて楽しめるアニメでした。 ・七つの大罪(2014年10月~放送中) 苦手ジャンルの中世ファンタジー系だけど、 アカメと同じで要所の笑いがしっかりしてて楽しいです。 王道の冒険譚&バトルですが、まだ序盤なので評価は保留。 ・旦那が何を言っているかわからない件(2014年10~12月、全13話) オタクな主人公と、普通のOLの嫁の話。 濃いオタクネタ満載なバカ話(褒め言葉)で笑えました。 尺が短すぎるんで、もうちょい長くてもいいくらい。 2期はぜひ15分枠くらいでやってほしい。 Bランク ・Selector infected WIXOSS(2014年4~7月、全12話) ・Selector spread WIXOSS(2014年10~12月、全12話) 同時進行で販売されたカードゲームのアニメながら 売る気あるのか定かでないほど鬱なシナリオ展開。 少女対象、バトル連勝、願いが叶う、夢幻少女になる、 といった設定がまどマギっぽくもあり。 るう子がマイナス思考で燻ってる時間が長いのがややダレ気味、 登場人物のキャラが固まってなくてコロコロ変わる印象があった。 ・ウィッチクラフトワークス(2014年1~3月、全12話) キャラ設定が面白く、絵はキレイ、笑い要素も多くて楽しめた。 登場人物が多すぎたのと、それぞれの思惑の交錯が分かりづらかった。 続編待ちなんだろうけど、多華宮くんの謎がモヤモヤのまま。 ・バディ・コンプレックス(2014年1~3月、全13話+2014年9月、完結編2話) カップリングシステムとタイムループという設定が面白かった。 絵もキレイでロボットバトルシーンもよく動いていた。 2大勢力に分かれての大掛かりな戦争が背景にあったが、 結局は恋愛のもつれが主軸になってしまったのが残念。 ・ALDNOAH.ZERO(2014年7~9月、1期12話) 見終えた直後の感想はこちら 絵、テンポ、音楽、セリフ回しは良し。 強大な戦力を誇る敵に主人公の知恵と機転で対峙するも 戦力差を埋める説得力が薄かった印象。 戦争を仕掛けた目的や理由もやや安直に感じた。 2014年1月から続編あるんでそれ次第で評価は変わるかも。 ・花物語(2014年8月、全5話) 見終えた直後の感想はこちら 変わらない西尾節を楽しむアニメ。 表現はパターン化してるので新鮮味は薄かった。 ・異能バトルは日常系のなかで(2014年10~12月、全12話) 見終えた直後の感想はこちら タイトル詐欺で異能バトルほとんどやってないけど 厨ニネタの転がし方がうまくて毎回笑えました。 Cランク ・東京喰種トーキョーグール(2014年7~9月、全12話) 設定は悪くないものの、話のテンポが悪すぎた。 絵はキレイでバトルシーンもまずまずだったけどセリフ回しが微妙。 グロシーンの自主規制も多く興ざめ。 ・残響のテロル(2014年7~9月、全11話) 見終えた直後の感想はこちら 序盤はテンポも良く期待できただけに、 ハイヴが出てきた中盤以降のダレっぷりと ナインたちの目的がボケてしまって残念。 リサの存在価値も分からなかった。 絵はキレイだった。 ・とある飛空士への恋歌(2014年1~3月、全13話) 飛行シーンは良かったものの、終盤は尺が足りなくなって 駆け足どころかダイジェストになってたのが残念。 敵味方の関係も分かりづらかった。 ・魔法科高校の劣等生(2014年4~9月、全26話) 完全にネタ(チートなお兄さまを賛美する)アニメ。 あれこれツッコミながら楽しむのが吉。 ・ガンダムさん(2014年7~9月、全13話) 全体的にネタが滑ってた。 面白かったのは13話中、3話くらいだった印象。 ・寄生獣(2014年10月~放送中) 残念ながら原作を台無しにしてしまってる。 テンポは平坦で強弱つけるところが淡々と流れていくし セリフ回しも抑揚がなくて感動シーンも肩透かし。 ・四月は君の嘘(2014年10月~放送中) 青春恋愛系でしょうか。 トラウマ回想時間が長すぎるのと露骨な死亡フラグ、 ポエム感満載の現実味の薄いセリフ回しで食傷気味。 音楽と動き、絵のキレイさがあるだけに残念。 ・グリザイアの果実(2014年10~12月、全13話) 原作(アダルトゲーム)は未プレイ おそらく1クールでヒロインの全部のルートをやろうとして さすがにそれは無理があったのかと。 話の辻褄が合わないし展開が急すぎて置いてけぼり感満載、 まあネタとして消化するのにはちょうどいいのかも。 人気なんで続編やるみたいだけど。 ・大図書館の羊飼い(2014年10~12月、全12話) こっちも原作はアダルトゲームらしいけど未プレイ。 作画の崩壊っぷりが見事、BGMのチグハグさも苦笑レベル。 シナリオはまあそれなりに分かったけど、ご都合が目立ったかな。 他にもいくつか見てたのあったけど、評価外ということで省略。 おしまい。
by amnesiac-moon3
| 2014-12-29 11:47
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