スペースシャトル「ディスカバリー号」がジャンボジェットに乗ってワシントンDCへ
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米航空宇宙局(NASA)は4月16日、スペースシャトル・ディスカバリーの取り付け作業を終え、ディスカバリーを載せたシャトル輸送機N905NA(ボーイング747の改造)がケネディ宇宙センターのシャトル着陸施設(SLF)に姿を現した。
NASAによると、ディスカバリーを載せたシャトル輸送機はアメリカ東部夏時間4月17日7時(日本時間20時)にケネディ宇宙センターを出発し、約3時間40分の飛行を経て、ワシントン・ダレス国際空港に着陸する予定になっている。現地には多くのスペースシャトル・ファンが集まることが予想されており、会見も予定されているという。
ディスカバリーはその後、アメリカ国立航空宇宙博物館の別館「ウドヴァーヘイジー・センター」に運ばれ、展示する予定となっている。
というわけで、お勤めを終えたディスカバリー号が
博物館へ行くため、最後となる空の旅へ出かけました。
準備が進められている様子の動画です。
ランディングギア(車輪)が機体に収められ、
カバーをモップみたいなもので作業員がトンと押してるのが面白いですね。(3:50頃)
その後、釣り上げられるシャトル、背景の月がまたいいですね。
朝日が昇ってから専用輸送機が潜り込む形になり、オービターが固定されます。
ケネディ宇宙センターを飛び立つ様子です。
朝焼けの中を飛んでいきますが、このあと何度か旋回していたそうです。
ファンサービス兼、記録映像を残すためでしょうか。
燃料代を惜しむよりもエンターテインメント優先なのはさすがアメリカですね。
そしてフライト中の様子。
これはT-38ジェット機(宇宙飛行士が訓練で乗る機体)から撮影したもの
到着地のワシントンDCでも1時間近く旋回飛行したそうです。
たくさんの人が集まって楽しんでいる様子もあります。
ん~、これは生で見られる人がうらやましいです。
ホワイトハウス前ですかね~、たくさんの人で賑わってます。
みんなカメラ構えてますねw
そして最後に着陸です。
スペースシャトル・ディスカバリー、ワシントンD.C.へ
米航空宇宙局(NASA)は4月17日、退役したスペースシャトル・ディスカバリーをケネディ宇宙センターからワシントンD.C.のダレス国際空港に運んだ。
ディスカバリーを載せたシャトル輸送機N905NA(ボーイング747の改造)はアメリカ東部夏時間4月17日7時(日本時間20時)にケネディ宇宙センターの滑走路を離陸し、11時5分(日本時間4月18日0時5分)にダレス国際空港に着陸した。多くの人が見守る中、ディスカバリーにとって最後の飛行が終わった。
ディスカバリーは今後、シャトル輸送機から降ろされ、4月19日にアメリカ国立航空宇宙博物館の別館「ウドヴァーヘイジー・センター」に運ばれ、その後、展示する予定となっている。
ディスカバリーの建設は1979年8月に始まり、1984年8月に初の打ち上げが行われた。2011年3月に退役し、これまで39回の飛行が行われ、宇宙滞在期間累計は365日間にも及ぶ。
色々と問題も多かったスペースシャトル計画でしたが
アメリカらしい夢は詰まった乗り物だったかな~と思います。
次の有人飛行は往還再利用機ではなくなりますし
再びこういった宇宙機が見られるようになるのはいつになるでしょうか。
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※追記
そして夜になって、雨の中シャトルが輸送機から降ろされました。
9分50秒過ぎには車輪も出てきます。
コンパクトにまとめられた動画もアップされています。