今年のマリーンズ&ベイスターズはひと味違う?
|
大して試合見てるわけじゃないけど、感想などをば。
全144試合の内、30試合近くを消化しましたが、
自分が応援している千葉ロッテマリーンズと横浜ベイスターズは
今年はいい意味でちょっと違うんじゃないか?と思わせる序盤戦です。
まずはベイスターズ。
中畑監督は今季Aクラスに入れなかったら辞めると退路を絶ち、
また親会社のDeNAも補強に本腰を入れて強打のブランコを獲得。
強力な4番が入って、打線に一本芯が通りました。
ラミレスは2000本安打を達成、中村紀洋も達成間近です。
切り込み隊長はキャプテン石川、そしていぶし銀の内村が繋ぐ1・2番がいいですね。
捕手の高城も成長を遂げています。
投手陣、特に先発の駒不足は否めないですが、
番長こと三浦大輔や藤井といったベテランがいて
高崎ら次期エース候補とローテを支えています。
中継ぎ、抑えともまだまだ安定感には欠きますが
勝つために必死なのは見て取れます。
かつてマシンガン打線と呼ばれたあの黄金時代には及びませんが
少なくとも、大差のついた負け試合でも最後まで諦めない姿勢がいいです。
セ・リーグは巨人と阪神が抜けて出そうな雰囲気で、
あとは3位争いが混沌としそうな気がします。
あるいはクライマックスシリーズもあるか?と期待できるベイスターズです。
そしてマリーンズ。
こちらは監督が交代し、マリーンズとは縁もゆかりもない、
というかむしろ目の敵の西武ライオンズ出身の伊東勤監督です。
どんな采配をするかとハラハラドキドキでしたが、
実に合理的、理にかなった指揮をとっています。(ここまでは)
前西村監督との最大の違いは投手起用。
継投の時は大差のビハインド、僅差、大差のリードによって
きっちり投手の使い分けをしていて、曖昧さがないです。
これはブルペンで投げているリリーフ陣からしても分かりやすくていいでしょう。
リード時の継投は7回に伊藤、8回はルーキーの松永、
抑えは2年目の益田と、新たな勝ちパターンも確立しつつあります。
そして守備面でも。
お世辞にもうまいとは言えないショート根元は今年も記録に残らないミス頻発。
打撃が好調かつ守備も安定している鈴木大地に交代しました。
根元がセカンドに入って、聖域だったセカンド井口は1塁にコンバートです。
井口も年々守備範囲が狭くなっていたところですが、ズバっといきました。
これによって一塁の名手福浦が弾き出される格好になってしまったのが残念です。
2000本安打達成もちょっと厳しいのかな・・。
外野も激戦です。
打撃をとるなら角中、守備なら岡田、両方そこそこで行くなら清田と伊志嶺。
サブローは完全に代打かDH要員になってしまいました・・。
サブローファンとしては悲しい限りですが、これも世代交代の致し方ないところ。
秋の帳尻祭りでは4番DHサブローとして活躍してくれることを願っています。
開幕前に一番まずいと思われていた捕手ですが
里崎の抜けた穴をきっちりと埋めているのも驚きました。
去年の2番手or3番手の捕手だった金澤、
そしてシーズン入り直前に田中雅とのトレードで獲得した元ヤクルトの川本、
さらに3年目の若手、江村を起用してうまく回しています。
厳しいかな、と思うのが打線です。
今のところ得点機に返してくれるバッターがおらず
チャンスは作れどもホームが遠し、という場面が何度もあります。
打線は水物とも言いますが、なんとしてでもAクラス入りして
クライマックスシリーズからの下克上だろうが日本一を目指すなら
ベイスターズのブランコとまでは言わないけれど、補強がキーポイントになりそうです。
そんなこんなでつらつらと書いてみました。