1000文字小説の面白さ(書き手側視点)
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2014年 01月 03日
【千文字サイトについて】 その名の通り、1000文字で小説を書いて公開する場所です。 1000文字というと400字詰め原稿用紙2枚半、 星新一顔負けのショートショートです。 【自分の作品について】 で、見返してみると自分は2010年から書いてます。 処女作は「窓の月」というタイトル。 インパクトもないし、中身もまあスカスカというか 今読み返すと顔面から嫌な汁が出てきます。 それから波はあるものの100作くらい書いてます。 基本的には1000文字ぴったりを目指すんですが 500文字から1200文字まで投稿できるようになっています。 多分文字数が合わなかったのは3作くらい。 【自分の書き方について】 自分の場合、プロットを練ったり伏線を張ったり 矛盾点を潰していったりという地味な作業が苦手。 要は飽きっぽいので1000文字という超短編は 己の集中力が続くちょうどいい文字数です。 書き方としては、もう一気に書き上げます。 かけている時間はおそらく30分前後です。 なんとなくぼんやりこんな話にしよう、と思って 先にタイトルを書いてしまいます。 なので無難になってインパクトが薄いです。 で、あとは文字数をほとんど気にせずにつらつら書き始め ふと下に表示される文字数を見るとだいたい300文字前後。 ここらへんから文字数を意識し始めます。 ぼんやりこんな話にしよう、というイメージから 起承転結、主に結末を少し明瞭にします。 で、中盤を書き進めるにしたがって 大体、思ってたイメージと違う話になっていきます。 このへん、文字数が足りなくなるな、という計算と 書いてる内に、こうすりゃいいんじゃね? というアイデアがふと浮かんでくるからです。 で、ひとまず1000文字付近をちょっとだけ意識しながら ガガーっと書き上げてしまいます。 この時点で大体1050~1100文字になることが多いです。 ここからが文字数を減らして1000文字にしていく苦行がスタート。 (逆に900文字後半だと水増しするだけなんで楽) 最終的には句読点での調整になるんですが、 それだけでは追いつかないので 全体を読み返しながら余計と思った箇所を減らしたり ニュアンスが変わらないよう短縮したりします。 といったところで1000文字になったら即投稿。 投稿してすぐ誰が読むというわけでもないので 一服してから推敲に入ります。 「てにをは」がおかしかったり、言葉遣いを間違えてたり 結構穴ぼこなので速攻で修正します。 【1000文字じゃない作品】 ひとつ自分はルール違反をやらかしています。 それは連作というか連載、続き物です。 「野鳥の森の少女」と「宇宙エレベーターガール」の二作。 このへん、2ちゃんねるのスレを見るとウザがられてます。 「野鳥の森の少女」は全20話、 「宇宙エレベーターガール」は全12話で、続編を考えてます。 その他、前後編で書いている作品もあります。 「星のまにまに」がそうです。 逆にこれはOKだろうと思っているのが1話読み切りタイプ。 「タイムマシーンタクシー」シリーズです。 まあ稚拙な話なんですが、今のとこ25話まで書いています。 【自分の発想・着想】 基本的に自分が経験してきた事実がベースになっています。 (もちろん、そのまま書くのではなく脚色してますが) そこに、こうだったらいいな、とか、 こんな人物が絡んだらこうなるかな? なんて空想やら妄想やらを織り込んでいます。 で、一応オチらしきものを付けて締めるのですが ざっくり振り返ってみても暗かったり悲しかったり あるいは曖昧というか抽象的に終えているものが大多数です。 これはもう自分自身の精神とか思考回路が ネガティブベースだからだな、と察しはつきます。 【まとめらしきもの】 果たしてこんな暗い(あまり明るくない)作品を読んで 面白いと思ってくれる人なんているのだろうか? と考えたりもしますが、まあ自己満足なのであまり気にせず 好きなように書いています。 で、4年近く続けているとそこそこ上手くなったような、 そうでもないような、単なる自惚れのような。 とはいえ、思いついてパッと書けて形になるのは面白いです。 ネタとしてメモったり、プロットを作ったりすると そこで満足しちゃったり、形にするのが面倒になって そのまま放置してしまいがちなのでなおさら。 下書き保存機能もあるので、ネタをストックしたりもしますが そのほとんどが書き終えることなくほったらかしです。 といった具合に、自分の性格やら行動パターン、 創作に対する姿勢が少しずつ見えてきたのは収穫です。 ここまで読んでくださったヒマでしょうがない方、 よかったら自分の作品を読んで感想いただけると幸いです。 おわり。
by amnesiac-moon3
| 2014-01-03 10:22
| 日々の雑記
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