ほんとテキトー感想です。
BD)楽園追放 Expelled from Paradise(’14東映アニメーション)〈完全生産限定 (ANZX-11791)
※以下ネタバレ注意
脚本に虚淵玄で、3Dがすごいよーという触れ込みなので見てみました。
ジャンルは近未来SF。
ストーリーはまあ割りと聞いたことのあるパターンで、
大災害が起きて地球が壊滅的な打撃を受けて、
人間の大多数は電脳体になって宇宙で暮らすようになりました。
システムが完璧に管理する電脳の世界に、
地球からハッキングっぽいことが行われて
その原因を探りに捜査官が派遣されてうんぬん。
地上で協力するのは昔ながらの暮らしをしてる生身の人間で
まあ色々と対立したり意見の食い違いとかありましたが
最終的には電脳より生身のがいいんじゃね?って感じで終了。
まあテーマとしてはさほど深みは感じず。
システムによる管理社会の問題って意味じゃサイコパスの方が深いかな。
あるいはlainとか・・まあ比較する対象じゃない気がするけど。
元は電脳体で作られた肉体に宿るアンジェラと、
生身の人間のディンゴと、ロボットのフロンティア・セッターと、
その三者の出会いと行動とコミュニケーションが肝ですかね。
どのキャラにも感情移入できる作りになってるあたりはさすが。
ご都合主義に陥らず話を無難にまとめてるあたりは堅実な仕事な感じで。
基本的に3DCGであれこれやってみたい、って欲求が先にある雰囲気。
けなすつもりはなく、そういう動機で一作ぶち上げてもいいんじゃないかと。
絵はキレイだし、動きも良く、CGっぽさはほとんど感じなかったです。
戦闘シーンも迫力ありましたし。
まあ主人公を美少女かつ肉体年齢16歳だっけ、
そうしちゃうあたりにどうしようもないオタク臭があるわけですが
マーケティング&ターゲティングとしては完璧だと思います。
重箱で悪いんですが、辛かったのがディンゴの歌ですね・・
いっつそーふぁーらうぇー、ってあれ男にやらせるのは厳しいものが。
もっと他に選曲なかったのかと。
とまあ、あんましいいこと書いてないですが
エンタメとしてはきっちり成立してますんで
変に捻くれず素直に見るならば十分楽しめると思います。
総じて悪くはなかったなーという印象でした。
おしまい。