2006年11月9日:水星日面通過
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無事に水星の日面通過(AstroArts)を観ることができました。
葛飾区郷土と天文の博物館でも臨時公開が行われました。
平日の早朝にもかかわらず、老若男女問わず大勢のお客さまが訪れて
太陽の前を通過していく水星の影を眺め入っていました。
こちらが太陽投影盤に写った水星の影です。(画像クリックで拡大画像が出ます)
ぱっと見では黒点と見た目の差はあまりないのですが、
丸みを帯びているところなどが惑星を思わせて、感慨深いものがありました。
フォト蔵に動画もアップしました。
2006年11月9日水星日面通過@葛飾区郷土と天文の博物館1
2006年11月9日水星日面通過@葛飾区郷土と天文の博物館2
また、次に日本で見られるのは26年後になるということもあってか、
報道関係者による取材もかなり活発に行われていました。
あまり綺麗には撮れませんでしたが、自宅でも撮影してみました。
FinePixE550 手持ちコリメート撮影 6M・スタンダードモード ISO100
シャッタースピード1/45 F2.8 露出補正 0.0 画像処理なし
通過の終了間近のところで、太陽の縁に見える微かな点が水星です。
専用のサングラスが埃まみれだったのでゴミもかなり写り込んでしまってます…。
(太陽が緑がかって見えますが、これは専用サングラスの色です。)
15年前に親に買って貰ったビクセンの屈折経緯台を使ったんですが、
実はこいつを使って太陽を観るのはこれが初めてだったりします。
にしても水星が太陽の縁にかかり、そして少しずつ消えていくときには
なんとも言葉に表し難いものがこみ上げてきました。
(ああ、水星も地球も太陽の周りを回っているんだよなぁ、とか
次に見られるのは26年後になるのかぁ、とか諸々…)
最後にひとつ、(汚い画像の御口直しに)紹介です。
「ひので」衛星が見た「水星の太陽面通過」(国立天文台)
次の天体ショーは来週末のしし座流星群(AstroArts)ですね。
ピーク予想は日本時間の19日昼間になっていますが、
良い方向に外れること祈りつつ…